年末の生活リズム×ご案内

年末に頭痛が起きやすい理由:生活リズムの乱れと自律神経

年末は「やることリスト」に追われ、生活リズムが乱れやすい時期です。睡眠不足や冷え、食事の偏りが重なると、概日リズム(体内時計)が崩れ、自律神経が失調しやすくなります。その結果、血管の収縮・拡張のコントロールが乱れ、頭痛を引き起こします。

この記事のポイント: 年末の生活リズムの乱れは、概日リズムの崩れと自律神経失調を引き起こし、緊張型頭痛や片頭痛のリスクを高めます。現実的に続けられる4つの予防法で、年末年始を健やかに過ごしましょう。

年末に頭痛が起きやすい3つの理由

① 概日リズム(体内時計)の乱れ
年末は夜更かしや不規則な睡眠が増え、体内時計を調整する視交叉上核(SCN)の機能が低下します。これにより、メラトニンやコルチゾールなどのホルモン分泌のタイミングがずれ、自律神経のバランスが崩れます。特に夜間のブルーライト刺激は、メラトニン分泌を強く抑制し、睡眠の質を低下させます。
② 自律神経失調による血管の調整障害
睡眠不足やストレスにより交感神経が過剰に優位になると、脳血管が過度に収縮し、その反動で拡張することがあります。この血管の急激な拡張が、拍動性の頭痛(片頭痛様の痛み)を引き起こします。また、首や肩の筋肉が持続的に緊張し、緊張型頭痛も発生しやすくなります。
③ 脱水と冷えによる血流障害
冬は発汗が少なく喉の渇きを感じにくいため、水分摂取が不足しがちです。脱水状態では血液の粘度が上がり、脳への血流が低下します。また、寒冷刺激により末梢血管が収縮し、頭部への血流がさらに悪化することで、頭痛が起こりやすくなります。

年末の生活で起こりがちな頭痛のトリガー

  • 睡眠リズムの乱れ:夜更かしや寝だめによる概日リズムの崩れ
  • 長時間の画面作業:年末の仕事や買い物での目の酷使とブルーライト刺激
  • 飲食の偏り:忙しさによる食事の不規則化、アルコール摂取の増加
  • 水分不足:冬の乾燥と低い喉の渇き感覚による脱水
  • 寒冷刺激:外出時や室内の温度差による血管収縮
  • ストレスの蓄積:年末の業務や行事による心理的負担

現実的に続けられる4つの予防法

① 昼寝は15分以内に抑える
昼寝が30分以上になると深い睡眠に入り、起床後に倦怠感(睡眠慣性)が残ります。また、夜の睡眠欲求が減少し、概日リズムが乱れます。15分以内の短い昼寝は、認知機能を回復させながら夜の睡眠を妨げません。理想的には午後2〜3時に実施しましょう。
② 就寝1時間前は画面の明るさを50%以下に
ブルーライト(波長450〜495nm)は、メラトニン分泌を最も強く抑制します。就寝前はスマホやパソコンの画面輝度を50%以下に設定し、ナイトモード(暖色系フィルター)を活用しましょう。これにより、メラトニンの分泌タイミングが正常化し、入眠がスムーズになります。
③ 水分は温かい汁物でこまめに補給
1日の目安は1.5〜2リットルですが、一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯(200ml)ずつ、1日8回程度に分けて摂取します。温かい汁物(味噌汁、スープ)は体を温めながら水分と塩分(ナトリウム)を同時に補給でき、血流改善に効果的です。
④ 呼吸法で1日3回リセット
鼻から4秒かけて吸い、口から6〜8秒かけてゆっくり吐く呼吸を6回繰り返します。これを朝・昼・夜の3回実施することで、副交感神経が優位になり、肩の力が抜けて心拍数が低下します。デスクワークの合間や寝る前に取り入れると効果的です。
就寝前に照明を落として眠りの準備をする女性のイラスト|女性専門 頭痛整体 Heart+小田原院
就寝前の光環境を整えると、翌朝の頭の軽さが変わります
セルフケア

頭と体をリセットする夜の3ステップ

睡眠の質を高め、自律神経を整えます。

① 首を温めて副交感神経を優位にする

【方法】
蒸しタオル(電子レンジで30秒温める)を首の後ろ(後頭下筋群のある部位)に5分間乗せます。熱すぎない、心地よい温度(40℃前後)が目安です。

【ポイント】
首を温めることで頸部の血流が改善し、後頭下筋群や僧帽筋の緊張がゆるみます。また、温感受容器が刺激されると副交感神経が優位になり、呼吸が深くなり、睡眠の質が向上します。

② スマホを手放し、照明を50%に落とす

【方法】
就寝30分前にスマホを手放し、部屋の照明を間接照明やスタンドライトに切り替え、明るさを通常の50%程度に落とします。

【ポイント】
明るい光(特にブルーライト)は、脳の覚醒を維持する「覚醒スイッチ」(視交叉上核→松果体経路)を刺激し続けます。照明を落とすことでメラトニンの分泌が促進され、自然な入眠が可能になります。頭の重さや緊張も取れやすくなります。

③ 翌朝は光を浴びて体内時計をリセット

【方法】
起床後30分以内に、カーテンを開けて朝の光を5〜10分浴びます。曇りの日でも、屋外の自然光は十分な照度(2,000〜10,000ルクス)があります。

【ポイント】
朝の光は視交叉上核を刺激し、体内時計をリセットします。これにより、夜間のメラトニン分泌タイミングが適切になり、自律神経のON(交感神経)・OFF(副交感神経)の切り替えがスムーズになります。概日リズムが整うことで、頭痛の予防にもつながります。

年末年始の営業スケジュール

営業スケジュール:
  • 年内最終営業日:12月30日(月)まで通常営業
  • 年末年始休業:12月31日(火)〜1月3日(金)
  • 新年営業開始:1月4日(土)より通常営業

2025年も多くの方にご来院いただき、心より感謝申し上げます。新しい年も、頭と体が軽やかに動く1年になりますように。年末年始で体調を崩しやすい時期ですが、今日ご紹介したセルフケアで、健やかにお過ごしください。

「ストレス × 自律神経 × 頭痛」シリーズをまとめて読む

日曜シリーズでは、緊張・力み・生活リズムの乱れが頭痛や不調にどうつながるのかを、医学的根拠に基づいて解説しています。

「原因がはっきりしない」「検査では異常がない」そんな頭痛ほど、体の使い方・休ませ方がヒントになることがあります。

※シリーズは「全部読む」前提ではありません。
今の症状に近いテーマから読むと、理解が深まり実践にもつながりやすくなります。

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