冬の乾燥と頭痛の関係
湿度が低いと鼻や喉の粘膜が乾き、自然と呼吸が浅くなります。浅い呼吸を補うために首や肩の筋肉が働き続けると、こりが蓄積して頭が締め付けられるように感じます。乾燥そのものに加え、水分不足や室温差も重なると負担はさらに増えます。
よくあるサイン
- 夕方にかけて頭が重い、肩が張る。
- 鼻や喉がカラカラして咳が出やすい。
- 水分を取る量がばらつき、むくみと喉の渇きを繰り返す。
今日からできる整え方
加湿・水分リズム・呼吸・やさしい温めで、首肩のがんばりを減らす。
①
加湿の目安は室内45〜55%

加湿器に洗濯物の室内干しを併用して湿度を安定させる。窓際の冷気はカーテンで遮る。
②
水分は要所でコップ1杯ずつ

起床後・作業開始前・入浴前後にそれぞれ1杯。冷える日は温かい飲み物で体を内側から落ち着ける。
③
鼻から4秒吸って6〜8秒で静かに吐く×6回

止めずに滑らかに。吐く息を長めにして肩の力みをほどく。
④
蒸しタオルで首の付け根と肩上を5〜10分

就寝中の貼りっぱなしは避ける。低温やけどに注意して“ぬるく”温める。
室温と服装のコツ
室温は20〜22℃が目安。厚着を重ねすぎるより、肩甲骨まわりを冷やさない薄手の重ね方が楽です。首元にすき間風が入らないだけで呼吸がしやすくなります。
整体でできること
胸郭(肋骨まわり)が広がりやすい呼吸の形へ整え、肩甲骨の滑りを回復させます。首肩だけにかかっていた負担が分散し、頭の重さが出づらくなります。