眠れない夜は「目を温める」セルフケア
眠れない夜は、目の奥やこめかみに力が入り、体が“起きているモード”から切り替わりにくいことがあります。そんな時は、目をそっと温めるだけで、自律神経がふわっと落ち着きやすくなります。
1〜2分でできる優しいケアなので、寝つけない時のお守り代わりにどうぞ。
理由なぜ目を温めると眠りやすくなる?
■ 目の緊張が抜けると首と呼吸がゆるむ
スマホやパソコンで酷使した目は、奥の筋肉が固まりやすく、首や肩まで力みやすくなります。温めると目の奥のこわばりが先にほぐれ、首・肩の力も自然と抜けます。
■ まぶたの温度で自律神経がリラックス側へ
まぶたを適度に温めると副交感神経(休むモード)が働きやすくなり、心拍や呼吸がゆっくりになります。すると、身体が「寝る準備」を思い出しやすくなります。
■ 考えごとが静まりやすくなる
眠れない時は“見張り状態”で、頭が止まらず回転しがち。目を温めると視覚情報が減り、考えごとの勢いがふっと弱まることがあります。
やり方1〜2分でできる温めケア
- ① 清潔なタオルを濡らし、電子レンジで温める(40℃前後の「ぬるめ」)
- ② まぶたをそっと覆い、1〜2分あてる
- ③ 同時に呼吸:鼻から4秒かけて吸い、止めずに6秒以上ゆっくり吐く
- ④ 外した後、10秒だけ目を閉じて余韻を感じる
※熱すぎる蒸しタオルはNG。やけどしない温度が大前提です。
変化こう感じたら成功
- まぶたの重さが少し増す
- 目の奥の圧がふっと抜ける
- 呼吸が自然と深くなる
- 考えごとのスピードが落ちてくる
- 体に“沈む感じ”が出てくる
注意やらない方がいい場合
- 目に炎症(ものもらい・結膜炎)がある時
- 痛み・熱感・腫れがある時
- 視界がかすむ、強い頭痛を伴う時
※安全のため、これらの症状がある日は控えてください。
整体それでも眠れない時は
首の前側・後ろ側のこわばりが強いと、温めても寝つきにくい夜があります。ストレス・気圧・長時間の作業が重なると、首が硬くなって自律神経が緊張しがちです。整体では首をやさしく整えて、夜に “落ちやすい体” を育てていきます。
