関節痛(肩・膝・手首など)のセルフケア

肩のズーンとした重さ、膝の階段がつらい、手首の使いすぎの痛み…。
Heart+ 小田原院では、痛くない範囲の小さな運動・保温/冷却・呼吸と姿勢の整えで、日常に戻りやすい体づくりをサポートします。

📑 目次を表示
  1. 今すぐ1分ケア
  2. 考え方(やさしく)
  3. 肩のセルフケア
  4. 膝のセルフケア
  5. 手首のセルフケア
  6. 日常のコツ
  7. よくある質問
  8. 関連ページ

今すぐ1分ケア

  1. 呼吸で力み抜き:4-2-6呼吸×6回(吐くと肩・首・お腹がふわっと解ける感覚)。
  2. 痛くない範囲の“微小運動”:円→直線→左右→上下と形を変えながら各10秒。速度はゆっくり。
  3. 温度ケア:慢性的なこわばりはぬるく保温、使いすぎ直後や腫れ感は短時間の冷却。

考え方(やさしく)

関節の痛みは、局所だけの問題でなく、姿勢・呼吸・体の使い癖が重なって起こることが多いです。
身体均整法の視点では、全身のバランスをやさしく整えることで、特定の関節に負担が集中しにくい状態を作ります。
セルフケアでは「痛くない範囲の反復」+「呼吸」+「適切な温度」が基本です。

肩(肩関節・肩甲帯)のセルフケア

① 肩甲骨のすべり出し(30〜60秒)

  1. 座位で肩をゆっくり前→上→後ろ→下へ大きく円描き×5回。
  2. 反対回し×5回。痛みの出る角度は避ける。

② 腕の振り子(痛くない範囲 30秒)

  1. 前屈位で患側腕をぶら下げ、小さく前後→左右→円。
  2. 重さやズーンはOK、鋭い痛みはNG。

③ 鎖骨の呼吸連動(20秒)

  1. 吸う時に胸を少し広げ、吐く時に鎖骨の下を軽くさする。
  2. 肩すくめ禁止。呼吸は止めない。

膝(大腿・ふくらはぎ・足首)のセルフケア

① 膝パタパタ(可動域づくり 30秒)

  1. 椅子に浅く座り、つま先は床。膝を小さく上下に“パタパタ”。
  2. 痛みの出ない範囲で。

② 大腿前のやさしい活性(アイソメトリック 20秒×2)

  1. 膝下に丸めタオル。軽く押し付けて5秒キープ→脱力を4回。
  2. 強く押しすぎない。痛みゼロ〜違和感程度で。

③ ふくらはぎポンプ(30秒)

  1. 座位で足首の上下各10回。吐く息に合わせて下げると力みが抜ける。

手首(前腕・手のひら)のセルフケア

① 手首の円&直線(各10秒)

  1. 小さな円運動→上下左右の直線運動。痛くない範囲で。

② 指の根元ほぐし(20秒)

  1. 親指と人差し指で、他方の指の付け根をやさしくつまんで回す。

③ 作業リズム(休憩10秒)

  1. 連続作業は20〜30分で小休止。手指をパー→グー×5回。

日常のコツ

  • 温度:慢性こわばりは保温、急な腫れ・熱感は短時間の冷却。
  • 荷重:重い物は体に近づけ、片側だけで持たない。
  • 睡眠:枕や布団で“痛くない姿勢”を再現(肩は肘下にクッション、膝は膝間に枕)。
  • 靴:かかとが安定する靴で足首を守る。

※ 強い腫れ・熱感・外傷・しびれや麻痺がある場合は医療機関での評価を優先してください。

よくある質問

温めと冷やす、どちらが良い?
目安は「慢性=保温」「急な腫れ・熱感=短時間の冷却」。迷ったらまず呼吸で力みを抜き、痛みが落ち着く方を選びます。
動かすと悪化しませんか?
痛くない範囲の小さな運動は血流や滑走を助け、固まりを防ぎます。鋭い痛みが出る動きは避けましょう。
どのくらい続ければ?
1日1〜2回、各パート30〜60秒を目安に。作業の前後に短く行うのも効果的です。
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