いつもの薬が効かない=「慣れた」ではなく、頭痛タイプの変化サインかも
「最近、薬が効きにくい気がする」——この時、多くの方は 「薬を飲みすぎて効かなくなってきた」「頭痛が悪化した」 と考えてしまいがちです。 でも実際は、頭痛のタイプ(痛みの仕組み)が変わってきた可能性もあります。
薬が効かない=体が薬に慣れた、ではありません。
痛み方・出る場面・体の緊張や自律神経の状態が変わると、“いつもの対処”が合わなくなることがあります。
痛みのタイプが変わると、今までの対処が合わなくなる
- 緊張型:首肩のこわばり・締めつけ感が強い/体をゆるめる方向が合いやすい
- 片頭痛:光や音がつらい/ズキズキが強い/環境刺激に敏感になりやすい
同じ“頭痛”でも、体の状態が変わると「向く整え方」も変わります。まずは“悪化”と決めつけず、痛みの出方が変わったかに注目することが大切です。
頭を下げた時の変化でみる「タイプの目安」チェック
やり方:前かがみになって、頭を心臓より下に下げます(数秒でOK)。その時に痛みの変化をみます。
- ズキズキが強くなる/痛みに変化が出る → 片頭痛の可能性
- 痛みに大きな変化がない → 緊張型頭痛の可能性
※目安のチェックです。強い痛み、吐き気、めまいがある時は無理に行わず、安静を優先してください。

今の頭痛が、どのタイプに「近いか」を見てみましょう
- 締めつける感じが強く、首や肩がガチガチ
→ 緊張型頭痛に近い - ズキズキして、光や音がつらい
→ 片頭痛に近い - 時間帯や天候、疲労で出方が揺れやすい
→ 自律神経が関係する頭痛に近い
どれか一つに決めなくても大丈夫です。
日によって混ざることも多く、
「今はどれ寄りか」を知ることが、整え方を選ぶヒントになります。
頭痛がある日の基本的な過ごし方
焦って強い対策を重ねるより、体を落ち着かせる方が回復しやすい日もあります。
①
明かりを少し落として、目を閉じて安静に

刺激を減らすだけで、頭の過敏が落ち着くことがあります。まずは2分だけでもOKです。
②
首のうしろを温めて、呼吸を通す

首が緊張している日は、温めでゆるみが入りやすくなります。ホットタオルで30秒〜1分。
③
少しだけ“余白”をつくる(ミニ休憩)
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「治さなきゃ」と追い込むと、体は緊張しやすくなります。短い休憩で回復に向かう日もあります。
当院での見立て
当院では「どの薬が効くか」よりも、今の頭痛がどの状態に近いか、そして首・肩・呼吸・自律神経がどう影響しているかを整理します。タイプが変わったサインを見逃さず、整え方を組み直すことが大切です。
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