こめかみの痛みは目からのサイン
画面の明るさが強い、距離が近い、猫背が続く。これらが重なると目のピント調整が働き続け、側頭部や首すじにだるさが出ます。年末は作業時間が伸びがち。設定と姿勢を少し見直すだけで、体の持ち方は変わります。
画面と姿勢の整え方
- 明るさは周囲より少し低め。まぶしさを感じないレベルが目安。
- 目線は水平よりやや下。ノートPCはスタンドで高さを合わせる。
- 椅子に軽くもたれ、両足は床へ。肘は体側に寄せて肩をすくめない。
- 文字は拡大し、前のめりで覗き込まない。

疲労をためない20分ルール
20分作業したら20秒休み、6m以上先を見る。呼吸も一緒に整えると首肩の力みが抜けやすくなります。
- 鼻から4秒吸って、止めずに6〜8秒で静かに吐く×6回。
- 肩をすくめてストンと落とす動きを3回。
- 首は回さず、軽く左右へ倒す程度で十分。
おうち1分リセット
やさしい刺激で目と首の緊張をほぐしていきます。
①
目まわりをぬるく温める

タオルをぬるめに温め、まぶたの上に30秒〜1分。目の奥のこわばりがほどけ、こめかみの張りも和らぎます。
②
こめかみを小さく円でほぐす

人差し指の腹で「の」の字を3回。強く押さず、皮膚ごとゆらす感覚で。左右とも行います。
③
首のうしろを軽く冷やして仕上げ

使いすぎた日は、ぬれタオルを軽く冷やして首すじに10秒。温め→軽い冷却の順で、血流の切り替えがスムーズになります。
整体でできること
後頭下筋群や肩甲帯の滑りを整え、胸郭が広がりやすい呼吸へ誘導します。視界のクリアさと首肩の軽さを取り戻し、年末の作業や長時間のPCでも疲れにくい体づくりをサポートします。
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