「なんとなく重い」は気圧のサイン
雨が近づく前、耳が詰まる・あくびが増える・首が重いなどの「小さな変化」を感じる方は多いです。気圧が下がる前ぶれで、自律神経が環境に合わせようと働き方を変えるためです。その切り替えがうまくいかないと、頭や首の血流が滞りやすくなります。
痛みが出てから対処するよりも、“前ぶれを感じた時点で”ゆるめておくことが大切。体の声を聞いて、早めに準備することでぐっと楽になります。
こんなサインが出たら整えどき
- 耳の奥が詰まる・閉塞感がある
- 眠気やあくびが増えてぼーっとする
- 首や肩の付け根が重く、姿勢が丸くなる
- なんとなく気持ちが沈む・集中力が落ちる

先にやっておくと楽になる4つの整え方
- ① 首と肩を温める:蒸しタオルを5〜10分あてて、首まわりの“つっぱり”を先にゆるめておく。
- ② 呼吸を整える:鼻から4秒吸い、口から6〜8秒吐くを6回。吐く息を長く。
- ③ 水分補給:カフェインのない温かい飲み物や味噌汁などで塩分も少し摂取。
- ④ ゆとりをつくる:予定を詰めず、作業ごとに20秒だけ体を止めて呼吸。

心と体を落ち着けるミニルーティン
気圧が不安定な日は、自律神経が敏感に反応します。そんな時ほど「がんばらない」ことが大切。音を小さくして、光をやわらげ、深く息を吐くだけでも神経は休まります。

整体でできること
気圧の変化に左右されやすい方は、胸まわり(肋骨のあたり)の動きが硬くなっていることが多いです。整体では呼吸に合わせて胸が広がりやすい状態へ整え、首や肩に集中していた負担を分散。体の中で「気圧の受け皿」をつくるような施術で、気圧の変化に振り回されにくい体へ整えていきます。
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